Emacsを初期状態で起動する方法|主にGNU Emacs fo Mac OS X向け

先日、Mac OS X で Emacs のビープをビジュアルにすると中央に出る変な表示を消す|visible-bell ring-bell-function という記事を投稿しました。

Mac OS X で Emacs のビープをビジュアルにすると中央に出る変な表示を消す|visible-bell ring-bell-function
Mac OS X で Emacs を使っていると、ときどき中央にへんな画像が表示されませんか?その解決方法を説明しています。ビープ設定を修正します。 visible-bell ring-bell-function を使います。

それについての初心者向けの補足です。先日の記事で特に困らなければ、お読みいただかなくて大丈夫ですよー。

OS X ターミナルからEmacsを起動

先日の記事で、Emacs を素の状態、つまり初期設定などを無視してデフォルトの状態で起動しました。この時、emacs -Q というように -Q をつければOKなんですが、GUI のアイコンをクリックしてもそれはできません。そこで、ターミナルからemacsコマンドを叩いてみます。まずは何はともあれオプション無しでやってみます。

$ emacs

("emacs")
Loading subst-ksc...done
Loading subst-gb2312...done
Loading subst-big5...done
Loading subst-jis...done
Loading encoded-kb...done


An error has occurred while loading `/Users/nagayasu/.emacs.d/init.el':

Symbol's value as variable is void: user-emacs-directory

To ensure normal operation, you should investigate and remove the
cause of the error in your initialization file.  Start Emacs with
the `--debug-init' option to view a complete error backtrace.

む。何やら ~/.emacs.d/init.el で怒られています。ムムム?

GNU Emacs fo Mac OS X (24.5-1) はどこ?

こういう時は何はともあれ、バージョンを確かめるのがセオリーです。たいてい、 –version とすればOKです。

$ emacs --version
GNU Emacs 22.1.1
Copyright (C) 2007 Free Software Foundation, Inc.
GNU Emacs comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY.
You may redistribute copies of Emacs
under the terms of the GNU General Public License.
For more information about these matters, see the file named COPYING.

ん?Emacs 22.1.1 とな。私の使っているEmacs は 24.5-1 のハズなんですが。この時点でおかしいですね。
では、次に、今叩いた Emacs コマンドがそもそもどこにあるのか確かめます。それにはwhich コマンドを使います。

$ which emacs
/usr/bin/emacs

どうも /usr/bin/emacs を実行しています。最初からインストールされていたやつっぽい。。24.5-1 は後から入れたので、ここにはないはず。。。 で、24.5-1 Emacs ですが、いろいろ探し方はあると思いますが、Mac OS X なら /Applications/Emacs.app/Contents/MacOS/Emacs にあります。以下の Finder から探すと早いかと思います。

スクリーンショット 2016-09-07 2.05.45 のコピー

場所は分かったので、ターミナルから叩いてみます。

$ /Applications/Emacs.app/Contents/MacOS/Emacs

これで見事、いつも通りの Emacs 24.5-1 が起動したかと思います。おめでとうございます!!!

alias でデフォルトを GNU Emacs fo Mac OS X (24.5-1) にする

ついでなので、ターミナルからも古い /usr/bin/emacs でなく新しい 24.5-1 を起動するようにしておきましょう。ターミナルから毎回 /Applications/Emacs.app/Contents/MacOS/Emacs と打つのは面倒なので、エイリアスを使います。 ~/.bashrc に下記の1行を追加してください。

alias emacs=/Applications/Emacs.app/Contents/MacOS/Emacs

これで、次回ターミナル起動時からは emacs と打つと /Applications/Emacs.app/Contents/MacOS/Emacs が起動します。もう古いemacs とはおさらばです!

最後に、当初の目的の素の状態の Emacs 起動

ここまでくれば後は簡単ですね。素の状態、つまり初期設定などを無視してデフォルトの状態で起動してみましょう。

$ emacs -Q

これで、Emacs を素の状態、つまり初期設定などを無視してデフォルトの状態で起動できたとはずです!

さいごに

文章にすると長いですが、慣れればどうってことないです。Mac OS X や Linux, MSYS2@Windows で多少ディレクトリの場所が違いますが、which コマンドや alias は共通です。もちろん emacs -Q も。
なんとなくでいいので、流れとコマンドをおぼえておいてくださいね!